2月分義援金のお知らせ

明日で震災から二年を迎えます。色々考えさせられます。義援金として震災後より続けていますが、果たしてこれが最良なのか未だ分かりません。しかし毎月ブログにアップするたびに私自身も震災について考えるよい機会と思っていますし、釣りを通してこのブログをご覧くださる皆様にも少しでも感じていただければと思います。

先月 2月中にロッドほかカムパネラ製品をお買い上げ頂きました皆様からの売り上げの一部を 東日本大震災の義援金として岩手県災害義援金募集委員会を通じて寄付させていただきました。引き続き義援金の寄付を続けてまいりますので定期的にご報告をさせていただきます。

震災当時しばらくこの状態だったうちの時計も、今は時を刻んでいます。すべてが未来に向かって動いているのですが、原発だけが時が止まったままのように思えます。

2013解禁!

やっと岩手も渓流が解禁いたしました。嬉しいです。いや今年の冬も長かった。実は今年は二年ぶりに甲子川の下流域から釣りをすることにしました。皆それぞれ心に仕舞った思いはあると思うのですが、釣りは楽しく行きましょうね。今シーズンもどうかよろしくお願いします。石川

今年もワイワイと始まりました。

 バッグに幸運のお守りが二つ。ホヤボーヤが微笑む。

本日のタックルセット。右の#4ロッドにチェンジャブルのシンクティップラインのタイプⅡをセットして#8ビーズヘッドウーリーバガーでアメマス狙い。これがだめなら左のロッドのウキ釣りニンフでヤマメイワナ狙い。今日の甲子川はライズ有望ポイントのライズは皆無だそうです。

ガイドも凍る極寒の今日。魚を求めて遠野へ。こんな日は魚も沈黙。

達曽部まで来てしまった。ここらで決めなくては。

今年の初フィッシュ。透き通る小さなかわいいヤマメだけど、ありがとう。

啓司氏と歩いた。今日は宇田はパス。寒すぎるって。

素材の持ち味を引き出す?

バンブーロッドはあらゆるビルダーによってさまざまな試みがなされてきましたが、その一つが素材の肉抜きや軽量化かも知れない。

カーボン素材はプリプレグだけでも用途に合ったマテリアルを自由に選べる上、それらを組み合わせるだけでも無限の可能性を秘めている。しかしトンキンという素材そのものは基本的に1種類で自然素材がゆえに個体差はあるものの自由に選ぶことが出来ない。そこで「最近はバンブーロッドを中空にしたり軽量化することで、出来る限りカーボンロッドに肉薄しようと躍起になっていたのではないだろうか・・・」ということをと宇田の友人であるとある方がかなり前に言っていた。なるほどと思った。

しかしトンキンケーンはフライロッドにおいては優れた素材の一つであることは間違いない。あるシチュエーションにおいてはカーボンをしのぐ使い心地を与えるのでバンブー愛好家は今だ衰えないのではないだろうか。

実はこの宇田が作ったロッドを振ってみて、トンキンが素材として優れていると改めて実感した次第。4ピースのロッドはすべてのフェルールをカーボンで製作し、フェルールの重量が半減したことでトンキン本来の素性の良さがはっきりと体感できる。カーボンも同じようにすべてソリッドにしたら重すぎて振るには耐え難いロッドになるはずだ。

正直、トンキンがこれほど軽く、強い反発力を持つ素材であるとは思わなかった。決して金属フェルールが悪いというわけではなく、カーボンにすることが最良とは断じてないけど、ちょっとにやけてしまうアクションではあった。石川